帯電バー事例|ライン搬送中のシート浮き防止と安定搬送
帯電バーを利用してシート搬送中の浮き上がりを防止し、ライン安定化と歩留まり改善を実現した導入事例をご紹介します。
搬送中のシート浮きを防止する方法!
シート搬送工程では、静電気帯電によってシートを一時的に仮固定することで、搬送ライン上での浮きやバタつきを防止できます。これにより後工程でのシワ・折れ不良の低減や、ライン停止リスクの削減に大きく寄与します。
当社の帯電装置は高圧ケーブルを使用しない構造のため、既存搬送ラインへの後付けも容易で、省スペース・安全に導入可能です。
使用例
シート搬送ラインでの浮き防止と安定搬送
帯電によりシートを搬送面に仮止めし、ライン停止や品質不良を抑制します。特に大型シートや薄物シートの搬送に効果を発揮し、工程全体の安定化につながります。
シート搬送安定化に適した帯電装置
小型高電圧電源 GTシリーズ(GT80/GT100)
仕様
- 最大出力電圧:~80kV、~100kV
- 最大出力電流:~80μA
コロナ帯電バー
仕様
- 長さ:140mm~最長1000mm(ライン条件に応じて設計可能)
ライン搬送安定化の特徴
導入効果
- シートの浮き上がりがなくなり、搬送ラインの停止回数が激減
- 後工程でのシワ・折れ不良が削減され、全体の歩留まりが改善
- 製品サイズが大きい場合でも安定搬送が可能に
メリット
- オペレーターによる監視負担を軽減
- ライン稼働率が向上し、納期遵守が容易に
- 不良率低下により投資回収が早まる
技術的優位性
- 高圧ケーブル不使用:設置自由度が高く、省スペース導入が可能
- メンテナンス性:経年劣化リスクが少なく、安定した稼働を実現
- 既存ライン対応:改造負担を抑えた後付け導入が容易
- コスト効率:ライン停止削減によりトータルコストを低減
解決できる課題
- 搬送中のシート浮き・バタつき
- シワ・折れ・位置ずれによる品質不良
- ライン停止や補正作業の増加
- 大型シート搬送時の不安定性
注意事項
設置位置やシート材質・サイズにより帯電効果が変動します。最適な位置・電圧条件での運用が必要です。可燃性ガス雰囲気では使用できません。
導入をご検討の方へ
当社の帯電バーはシート搬送工程の浮き防止に有効です。実ライン条件に応じたテスト・最適設計をご提案しますので、お気軽にお問い合わせください。