コロナ帯電方式の帯電バーと高電圧電源を用いて、不織布へ電荷を付与し、エレクトレット化(電荷を保持した状態)を狙う際の考え方・装置側のポイントをまとめたページです。
材料条件や環境条件で結果が変わりやすいため、当社では帯電装置側(電源・電極・安全運用)の観点でご相談を承ります。
※重要(対応範囲について)
当社は静電気・高電圧機器(帯電バー/高電圧電源)のメーカーであり、材料・評価の作り込み(材料配合・規格に基づく性能保証など)の個別具体のご相談には十分にお答えできない場合があります。
本ページは、帯電処理を行うための装置構成と、安全上の注意点の情報提供を目的としています。
エレクトレット化(エレクトレット帯電)とは、不織布などの材料に電荷を付与し、できるだけ長く保持させることを狙う処理です。用途によっては、材料が帯びた電荷の作用により、微細粒子の捕集性向上などが期待されるケースがあります(効果は材料・構造・環境条件で変動します)。
コロナ帯電方式では、帯電バー(電極)とワーク(不織布)間に電界を形成し、コロナ放電により電荷を付与します。電圧・距離・搬送速度はもちろん、実務上はアース(接地)と安全対策が結果と運用性に直結します。


高性能なマスクや空気清浄機に使われるエアフィルター用の不織布では、繊維の隙間よりも微細なウイルスやPM2.5を捕集するために「エレクトレット加工」が施されます。繊維自体に静電気(電荷)を帯びさせることで、微粒子を静電吸着する力を付加し、空気の通りやすさ(圧損の低さ)を維持したまま、劇的に捕集効率を高めることが可能です。
均一な高電圧コロナ放電技術により、不織布の繊維の奥深くまで安定した電荷を注入することが、製品の品質を決定づける製造プロセスの核心となります。
素材(PP/PE、複合、添加剤有無)や目付、環境条件(特に湿度)により、帯電効率・保持性が変動します。装置条件(電圧・距離・搬送速度)に加えて、確実なアース(接地)と接触防止(保護カバー/柵)を徹底してください。運用時は手順化(電源OFF確認、残留電荷への配慮)を行い、必要に応じて表示・立入管理などの安全対策を実施してください。可燃性ガス・蒸気などの引火性雰囲気では使用できません。
A. まずは距離(平行度)・電圧・搬送速度(または処理時間)・受け側の接地を固定してください。加えて湿度変動の影響が大きい場合は、環境条件の管理(記録)も推奨します。
A. 変わります。材質・繊維構造・添加剤・目付により帯電のしやすさや保持性が変動するため、実機条件での確認が重要です。
A. 接触防止(カバー・柵)と、電源OFF確認・残留電荷への配慮を含む手順化が重要です。可燃性雰囲気での使用はできません。
帯電装置 GTシリーズ
コロナ帯電バー
コロナ帯電ガンセット(GC90・PN)
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不織布のエレクトレット化では、用途(フィルター性能・集塵効率など)や材料特性に応じて最適な帯電条件が異なります。対象材料や目的性能をお知らせいただければ、帯電バーおよび高電圧電源を用いた最適な構成をご提案いたします。
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