コロナ帯電バー(B-500)は、プラスチック・各種シート、エレクトレット等をコロナ放電により帯電させるバータイプの帯電装置です。
対象物との距離が10~200mm離れていても帯電させることが可能で、小型高電圧電源(GT80またはGT100)と組み合わせて使用することにより、高電圧ケーブルを使用しないで設置できます。
昇圧部(カートリッジ)を直接帯電バーに取り付ける構造により、信頼性が高く、安全性を重視した設計となっています。保護フィルムの貼り付けやワークの仮固定など、産業用途に幅広く活用されています。
コロナ帯電バーは、プラスチックフィルムやシート材料の帯電処理に最適な装置で、製造業の様々な工程で活用されています。 テープを使用せずにワークを仮固定したり、保護フィルムの貼り付けなど、生産性向上に貢献します。
下記の内容で 1セット となります。
・帯電バー本体(B-500)
・小型高電圧電源(GT80またはGT100)
・制御ケーブル
・電源ケーブル
・アース線
※取り付けホルダーは別売りで販売しております。
※ バーの長さをご指定ください(標準:500mm)
※ 極性(マイナス・プラス)をご指定ください
※ 最大1mまで制作可能
型番 | B-500(バーの長さ:500mmの場合) |
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帯電方式 | コロナ放電方式 |
有効距離 | 10~200mm |
寸法(長さ) | 500mm(標準) |
寸法(幅) | 30mm |
寸法(高さ) | 50mm |
電極間隔 | 60mm(電極数:8ヶ) |
質量 | 1050g |
組み合わせ電源 | 小型高電圧電源(GT80またはGT100) |
※ ※ 上記は標準仕様(B-500)の場合です。 ※ バーの長さは用途に応じてカスタマイズ可能です。 ※ 使用環境に応じて適切な電源(GT80またはGT100)をお選びください。
コロナ帯電バーは、昇圧部(カートリッジ)を直接バーに取り付ける構造のため、従来必要だった高電圧ケーブルが不要になりました。
これにより設置が簡単になり、配線の複雑さも軽減されます。
バーの設置には専用の取り付けホルダーを使用します。
このホルダーにより、対象物との距離を適切に保ちながら、安定した帯電処理が可能です。
取り付け時は、対象物との距離が10~200mmの範囲内になるよう調整してください。
この範囲であれば、効率的な帯電処理が行えます。
※写真のような取り付けホルダーは別売りでご用意しております。
電極の配置は60mm間隔で8個の電極が配置されており、均一な電流分布により安定した帯電性能を実現しています。※ バーの長さ:500mmの場合
真空注形(モールド)により製造されているため、信頼性が高く長寿命を実現。各電極に保護抵抗が組み込まれており、万一の異常時でも安全性が確保されています。
周辺装置へのノイズの影響も最小限に抑えられており、生産ラインに組み込んでも他の機器に悪影響を与えません。※可燃ガス雰囲気では使用しないでください。
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