電池式帯電ガン（GC25B）の最大の利点は、コンセントが不要で場所を選ばずに使用できることです。
単3アルカリ乾電池4本で約1時間の連続使用が可能で、野外での実験や移動先での試験にも対応できます。

電源スイッチを入れて引き金を引くと、ガン先端のコロナ帯電電極の針からコロナ放電によるイオンが発生し、絶縁物を効率的に帯電させます。グリップがアースになっているため、人体に帯電する電荷を安全に放電できます。

実際の活用事例として、掲示物の画鋲なし貼り付けでは、紙を帯電させることで金属面にピタッと貼り付けることができ、会議室や教室での掲示作業が格段に便利になります。

使用時には必ずアース線の接続を確認してください。
3mのアース線が付属しており、適切な接地点に接続することで安全な使用が可能です。

電池残量により出力電圧が変動するため、安定した性能を得るためには定期的な電池交換が必要です。
1時間以上の連続運転や出力可変機能が必要な場合には、より安定した性能を発揮できるコロナ帯電ガン（GC90）や簡易帯電ガン（GC50S）をご検討ください。

静電気トラブルの再現試験では、実際の現場環境を模擬して静電気による影響を確認でき、製品の静電気耐性評価や対策効果の検証に活用されています。軽量・コンパクトなため、複数の測定ポイントでの試験も効率的に行えます。

ガンの引き金をひくと、ガン先端（コロナ帯電電極の針）からコロナ放電によるイオンが発生し、絶縁物を帯電させることが出来ます。
※ 引き金をひいている間のみ印加します。

【操作の手順】
Ⅰ） 付属のアース線のバナナチップ側を装置のアース端子に接続し、ワニ口側をアースに接続してください。
Ⅱ） 帯電させたい絶縁物（紙，ビニール，シート等）に電池式帯電ガンを向け、引き金をひく。
Ⅲ） 電池式帯電ガンの先端からマイナスのイオンが発生し、絶縁物が帯電する。
Ⅳ） 帯電した絶縁物が対象物（金属，導電物 等）に付着する。