コロナ帯電ガンセットは、ガンタイプの帯電装置で、制御部（コントローラー）と帯電ガンの分離型構造になっています。
ガンの引き金を引くと先端から高電圧を発生させ照射し、紙など帯電させたい絶縁物に向けてマイナスまたはプラスの静電気を意図的に帯電させることができます。
マイナス・プラスを"付け替えて"使用する「GC90PN1」と、マイナス・プラスを"同時に"使用できる「GC90PN2」があります。
0～90kVまでの電圧を可変でき、電流が小さく手軽に扱えるため、静電気実験や帯電試験に最適です。
グリップがアースになっており、安全に使用できる設計となっています。
コロナ帯電ガンセット（GC90）は、静電気実験や帯電試験に幅広く活用されており、学校の教材としても人気があります。 研究開発現場での帯電試験から、学習用途まで様々な場面でご利用いただけます。
以下3つのセットがありますのでご注意ください。
※ 上記画像はイメージです
【GC90】※ 帯電ガン1台
・コントローラー（制御部）（GTC）
・帯電ガン（マイナスまたはプラス1台）
・共通アクセサリ（後述）
【GC90PN1】帯電ガン2台・出力口1箇所
・コントローラー（GTC1：出力口1箇所）
・帯電ガン（マイナス・プラス1台ずつ）
・共通アクセサリ（後述）
【GC90PN2】帯電ガン2台・出力口2箇所
・コントローラー（GTC2：極性自動切替用コントローラー）
・帯電ガン（マイナス・プラス1台ずつ）
・共通アクセサリ（後述）
【共通アクセサリ】
・制御ケーブル（5m）
・電源ケーブル（3m）
・アース線（3m）
※ 極性（マイナス・プラス）をご指定下さい。
※ 制御ケーブルは最大20mまでオプション選択可能
| 型番 | GC90（プラス極性：GC90P / マイナス極性：GC90N） | GC90PN（出力口1箇所：PN1 / 出力口1箇所：PN2） |
|---|---|---|
| 入力電圧 | AC100V, 50/60Hz | AC100V, 50/60Hz |
| 最大出力電圧 | DC 90kV | DC 90kV |
| 連続運転 | 可能 | 可能 |
| 出力電圧可変機能 | 有り（0～90kV可変） | 有り（0～90kV可変） |
| 最大出力電流 | 80μA | 80μA |
| 消費電力 | 50VA | 50VA |
| 外部制御 | トランジスタ入力，a接点入力（リモート時） | トランジスタ入力，a接点入力（リモート時） |
| 使用温度範囲 | -10℃ ～ +40℃ | -10℃ ～ +40℃ |
| 保存温度範囲 | -20℃ ～ +70℃ | -20℃ ～ +70℃ |
| 有効距離 | 50～250mm | 50～250mm |
| 接地 | 100Ω以下 | 100Ω以下 |
※ ※ GC90は、コントローラーと帯電ガン（マイナスまたはプラス1台のみ）の仕様 ※ GC90PN1またはPN2は、コントローラーと帯電ガン（マイナス・プラス2台）の仕様で、出力数が異なります ※ ご注文時にご指定ください。
コロナ帯電ガンは、コロナイオン発生方式を採用しています。ガンの先端から高電圧を発生させることで、空気中にマイナスまたはプラスのイオンを生成します。
このイオンが対象物に付着することで、意図的に静電気を帯電させることができます。引き金を引くだけの簡単な操作で、連続的または間欠的に静電気を発生させることが可能です。
グリップがアースに接続されているため、使用者に帯電することなく安全に操作できます。対象物との距離は50～250mmの有効範囲内で使用してください。
制御部（コントローラー）では、出力電圧と電流の確認ができ、0～90kVまでの電圧を用途に応じて調整できます。
コントローラーと帯電ガンは制御ケーブルで接続されており、標準5mの長さで離れた位置からの操作が可能です。必要に応じて最大20mまでケーブルを延長することもできます。
外部制御機能も備えており、トランジスタ入力やa接点入力によるリモート制御にも対応しています。
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