帯電バー事例|有機/無機材料のエレクトレット化(フィルター向け帯電処理)
帯電処理を活用し、有機/無機材料を効率的にエレクトレット化。フィルター用途で集塵性能の向上に寄与し、条件を整えることで帯電特性の維持を狙える導入事例です。
エレクトレット化とは(材料性能を引き出す考え方)
帯電バーと高電圧電源を組み合わせ、材料表面に電荷を付与して帯電状態を保持させる処理です。フィルター用途では、帯電により粒子を引き寄せやすくなり、集塵性能の向上に寄与します。
一方で、帯電の保持は材料(有機/無機)・厚み・添加剤・表面状態・湿度などの影響を受けます。目的(性能目標/試験規格/使用環境)に合わせて、条件を整理して評価を進めます。
※重要(対応範囲について)
当社は静電気・高電圧機器(帯電バー/高電圧電源)のメーカーであり、材料・評価の作り込み(材料配合・規格に基づく性能保証など)の個別具体のご相談には十分にお答えできない場合があります。
本ページは、帯電(エレクトレット化)工程における装置構成と安全上の注意点の情報提供を目的としています。
使用例
有機/無機材料のエレクトレット化
フィルターや高分子樹脂などの材料を帯電処理することで、帯電特性の付与・保持を狙います。研究用途の評価から、工程条件の整理まで、目的に応じて適用できます。
使用装置(例)
小型高電圧電源 GTシリーズ(GT80/GT100)
- 最大出力電圧:~80kV、~100kV
- 最大出力電流:~80μA
コロナ帯電バー
- 長さ:140mm~最長1000mm(材料サイズに応じて設計可能)
導入効果(期待できる変化)
- 有機/無機材料をエレクトレット化し、帯電特性の付与を狙える
- フィルター用途で集塵性能の向上に寄与(目的に応じた条件整理が可能)
- 条件を管理することで、帯電特性の維持を評価・検討しやすい
メリット
- 材料の付加価値(帯電特性)を与えやすい
- 試験・評価の条件(距離・電圧・速度・湿度など)を整理しやすい
- 小規模評価から工程検討まで、目的に合わせた組み立てがしやすい
注意事項(安全・運用)
- 材料の種類や厚み、表面状態、湿度条件により帯電保持性能は変化します。事前に小規模サンプルでの評価を推奨します。
- 高電圧機器を扱うため、接触防止・表示・手順化など安全管理下で実施してください。
- 可燃性ガス雰気では使用できません。
導入をご検討の方へ
当社では、帯電バー/高電圧電源の選定・装置構成・安全運用の観点でご相談を承ります。目的(フィルター性能の評価/材料比較/工程検討)と、試験条件の目安を添えてお問い合わせください。
- 対象材料:有機/無機、形状(シート/不織布/成形品など)、サイズ
- 目的:集塵性能向上の評価/帯電保持の評価/材料比較 など
- 試験条件:湿度、搬送の有無、処理速度、設置スペース
- 装置条件:電源の設置場所、接触防止の可否、アースの取り回し
- 安全条件:可燃物の有無、立入管理の可否