静電気トラブルの検証・再現実験|放電・沿面放電・アース不良の評価
現場で起きた静電気トラブル(放電・誤作動・破損など)を、帯電装置を使って再現・検証し、原因の切り分けや対策立案に役立てるためのページです。
除電効果の確認、アース不良の影響確認、放電現象の観察などに多数採用実績があります。
※重要(対応範囲について)
当社は静電気・高電圧機器(帯電ガン/高電圧電源)のメーカーです。本ページは再現実験に用いる装置構成(帯電方法・電極・電源)と安全運用の情報提供を目的としています。設備全体の設計、規格試験の代行、最終製品の品質保証・安全評価(防爆等)に関する個別具体の検証・保証は行っておりません。
静電気トラブルの「再現実験」でできること
- 静電気トラブルの原因切り分け(帯電の有無/アース不良/材料・環境の影響 など)
- 除電器・除電方法の効果確認(除電前後の変化を比較)
- 設備アースの影響確認(接地されていない金属の帯電・放電リスクの可視化)
- 放電現象の観察(火花放電・沿面放電など、現象理解のための評価)
静電気トラブルは樹脂だけでなく、アース不良の金属でも発生し得ます。現象が「見えにくい」ため、同一条件で再現しながら確認できる評価環境が有効です。
静電気トラブル実験動画(放電・沿面放電・リスク啓発)
下記は、静電気現象を理解するための動画例です。安全教育・リスク理解の目的でも活用されています。実施の可否判断や安全対策は、必ず施設ルール・監督体制のもとで行ってください。
放電実験|絶縁金属とアース金属間の火花放電
実験①:コロナ帯電ガンによる放電現象の観察
実験②:アース有無による放電の違い(参考例)
アース接地されていない金属が帯電すると、条件によっては火花放電が発生し、設備トラブルや破損、火災リスクの要因になる場合があります。評価時は必ず安全対策の上で実施してください。
沿面放電実験|絶縁物表面に沿って起こる放電
コロナ帯電ガンによる沿面放電の観察
沿面放電は、絶縁物の表面に沿って放電が進む現象です。製品の破損や誤作動につながるケースもあるため、評価・原因究明の対象になります。
火花放電装置の動画(安全啓発・リスク理解用途)
下記動画は、静電気放電の危険性を理解するための参考例です。取り扱いには専門知識・安全管理が必要です。
粉塵環境におけるリスク理解のための参考動画
高電圧による放電リスク理解のための参考動画
よくある用途(検証・評価の例)
- 現場で起きた放電・誤作動の再現と原因究明
- 除電器の効果確認(導入前評価/機種比較/説明用デモ)
- アース不良が疑われる箇所の影響確認
- 材料(樹脂・フィルム・金属)や湿度条件による影響評価
使用装置(例)
小型高電圧電源 GTシリーズ(GT80/GT100)
- 最大出力電圧:~80kV、~100kV
- 最大出力電流:~80μA
コロナ帯電ガン(非接触帯電)
評価目的(放電観察/沿面放電の再現/アース不良の影響確認/除電効果の比較)に合わせて、帯電方法と安全対策、評価手順の組み立てをご案内します。
ご相談時にお伺いしたい項目
「どこまで再現できそうか」「どんな安全対策が必要か」を早く判断するため、分かる範囲で下記を共有ください(全部そろっていなくても大丈夫です)。
- 現象:火花放電/沿面放電/誤作動/破損 など(発生箇所の目安も)
- 対象物:材質(樹脂・フィルム・金属 等)、サイズ、形状
- 発生条件:季節(乾燥期)、湿度、動作条件、帯電しやすい工程
- アース状況:接地の有無、疑わしい箇所(治具・筐体・ローラ等)
- 実施環境:作業スペース、接触防止(カバー・柵)の可否、可燃物の有無
注意事項(安全・運用)
- アース接地が必要です(評価対象・周辺設備も含め、事前確認を推奨)
- 材質・湿度・形状により現象や結果は変化します(同一条件で比較してください)
- 可燃性ガス雰囲気では使用できません
- 高電圧を扱うため、十分な絶縁距離・接触防止(カバー・柵)・表示・手順化(OFF確認、残留電荷への配慮)の上で運用してください
静電気トラブルの再現実験・検証試験(除電効果確認/アース確認/放電現象の評価)でお困りでしたらご相談ください。
対象ワーク・設備構成・評価目的に合わせて、装置構成や評価の進め方をご提案します。