
<この記事の信頼性>
本記事は、1969年の創業以来、
静電気の「発生・帯電・放電」および高電圧制御技術を専門として
装置の研究開発・製造を行ってきた 株式会社グリーンテクノ が制作・監修しています。高電圧を「発生させる」「制御する」だけでなく、
「正しく測定し、安全に確認する」 という立場から、
高電圧測定の考え方を整理します。
高電圧を扱う現場では、
次のような状況が少なくありません。
しかしこれは、
高電圧が“測れない”からではありません。
多くの場合は、
「正しい測定方法を知らない」
「安全に測る考え方が整理されていない」
ことが原因です。
高電圧測定は危険を伴うからこそ、
測定方法・測定器・運用ルールを明確にする必要があります。
一般的なテスターや電圧計は、
数百V、高くても数kV程度までの
測定を想定しています。
しかし高電圧装置や静電気装置では、
数万V、場合によっては10万V以上を扱うことも珍しくありません。
このため
測定器のレンジが足りない、
無理な接続をしてしまう、
といった危険な状況が生まれやすくなります。
高電圧測定で最も重要なのは、安全性です。
測定そのものが事故につながる可能性があります。
そのため、
「怖いから測らない」
「測定は後回しにする」
という判断がされがちですが、
測らないまま運用すること自体が、
より大きなリスクになります。
高電圧の多くは、
という特性を持ちます。
このため、
といった問題が起こりやすくなります。
高電圧は、そのまま測定しません。
基本となるのは、分圧測定という考え方です。
という方法です。
重要なのは、高電圧を「小さくしてから測る」という発想です。
分圧測定では、数値だけでなく、絶縁と距離の確保が不可欠です。
これらが不十分だと、測定誤差だけでなく、放電事故につながります。
※ここでの説明は一般論であり、特定製品に依存しない考え方です。
据置型の高電圧測定器は、
という特長があります。
研究室・試験室向けであり、条件比較や評価試験に適しています。
一方で、
という制約があります。
携帯型の測定器は、
に向いています。
ただし、
を十分に確認しないと危険を伴います。
高電圧測定というと、
「何V出ているか」だけに目が向きがちです。
しかし、実務では次の点も重要です。
これらを総合的に見て、安全性・品質を判断します。
製造現場では、
が重視されます。
数値の厳密さよりも、異常がないかを短時間で確認できることが重要です。
研究・実験では、
が重視されます。
測定は、データとして残せることが前提になります。
高電圧測定では、測定器以上に運用ルールが重要です。
「測定できる」状態と、
「安全に測定できる」状態は別であることを、
常に意識する必要があります。
これらは、
に起因するケースがほとんどです。
高電圧は、特別な測定方法が必要な対象です。
を整理したうえで測定することが、
安全運用と品質管理の前提になります。
高電圧を「怖いから測らない」のではなく、
「安全に測れる方法を選ぶ」ことが重要です。
株式会社グリーンテクノ では、
測定方法の考え方や測定器選定に関する技術的なご相談を承っています。
「この電圧は測定できるのか?」
「安全に測れる方法を知りたい」
といった段階からでも問題ありません。
まずはお気軽にご相談ください。
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