帯電バー事例|段ボール内側への薄手ビニール袋 仮固定(袋装作業の効率化・ズレ防止)
帯電バーを活用し、段ボール内側に薄手ビニール袋を静電気の吸着力で仮固定することで、袋の位置決めを安定化。袋装(内袋セット)作業の手間を減らし、ズレや破れを抑えて安定した梱包を実現した事例の考え方をまとめます。
※重要(対応範囲について)
当社は静電気・高電圧機器(帯電バー/高電圧電源)のメーカーです。包装仕様そのもの(袋材の選定・強度保証・資材の規格適合など)に関する詳細相談には対応できない場合があります(本ページは帯電装置の構成と安全運用の情報提供を目的としています)。
ビニール袋を効率よく仮固定する方法(段ボール内袋セット)
段ボール内側に薄手ビニール袋を静電気の吸着力で仮固定すると、袋の位置決めが容易になり、袋口の展開やセット作業がスムーズになります。作業者の熟練度に依存しにくく、作業ばらつきの低減に寄与します。
特に物流梱包の現場では、袋がズレて挟み込む・破れる・やり直しが発生するといったロスを減らし、作業時間短縮と品質の安定化につながるケースがあります。
使用例
段ボール内側への薄手ビニール袋 仮固定
帯電により袋を一時的に段ボール内側へ吸着させ、袋のズレや浮きを抑えます。袋装(内袋セット)作業が安定し、袋の挟み込みによる破れや、位置ずれによる手戻りの低減を狙います。
この方式が向きやすいケース(目安)
- 薄手袋が軽く、静電気で浮き・ズレが起きやすい
- 袋の位置決めに手間がかかり、作業者によってばらつく
- 袋の挟み込みで破れが出る/やり直しが多い
- タクト短縮や、袋装作業の省人化を進めたい
導入効果(期待できる変化)
- 位置決めが安定:袋のズレ・浮きを抑え、セット作業をスムーズに
- 作業効率の改善:手戻り・やり直しを減らし、タクト短縮に寄与
- 破れ低減:挟み込み起因の破れや不良の低減を狙える
- 品質の安定化:作業ばらつきの低減により、梱包品質を安定化
メリット(装置側の観点)
- 既存工程へ組み込みやすい:段ボール供給/袋供給の前後工程に合わせて検討可能
- 条件調整がしやすい:電圧・距離・搬送条件などで仮固定の効きを整理
- 袋材・箱サイズに合わせた設計:電極長さや取付方法、安全カバー等を検討可能
使用装置
小型高電圧電源 GTシリーズ(GT80/GT100)
袋材や作業条件に合わせ、必要な電圧レンジと極性(+/−)を整理します。仮固定の「効き」と「扱いやすさ」は、距離・電圧・アース(接地)条件の影響を受けます。
コロナ帯電バー
箱サイズ・袋幅・設置スペースに合わせ、電極長さや取付方法を検討します。ムラや過帯電を抑えるため、電極位置・距離・受け側導体(段ボール周辺の導体/アース状態)の整理がポイントです。
注意事項(安定運用のポイント)
- 材質・厚みで効きが変わります:袋材(PE/PP等)や帯電防止剤の有無で仮固定の効きが変動します
- 過帯電は逆効果になる場合:強すぎる帯電は、剥がれやすさや作業性に影響することがあります(条件調整が重要)
- アース(接地)と近接条件:受け側の導体構成や接地状態で安定性が変わります
- 安全対策:接触防止(カバー・柵)、表示、手順化(OFF確認・残留電荷への配慮)を徹底してください
- 可燃性雰囲気では使用不可:可燃性ガス雰囲気・引火性雰囲気では使用できません(必要時は専門設備と安全評価が前提です)
当社では、帯電バー/高電圧電源の選定・装置構成・安全運用の観点でご相談を承ります。現場条件により最適な距離・電圧・設置位置が変わるため、分かる範囲で情報を添えてお問い合わせください。
- 袋材質(PE/PP等)、厚み、帯電防止剤の有無(分かる範囲で)
- 段ボールサイズ(内寸)と袋サイズ(幅・長さ)
- 作業形態(手作業/半自動/自動)、タクト、ライン有無
- 設置スペースと想定距離(帯電バー〜袋の距離目安)
- 現状課題(ズレ、破れ、手戻り、発生タイミング)
- 設置環境(湿度、粉塵、可燃物の有無、安全基準)